女房が股関節の病気(詳しい病名は伏せます)で入院する事になりました。
当初は、手術をして2週間程度入院し、退院後通院でリハビリという予定でしたが、リハビリも専門の病院に入院しておこなった方が早く日常生活に復帰できるという医師からのアドバイスがあり、結局一ヶ月半の入院となりました。
私たち夫婦は高齢の両親と一緒に暮らしていて、洗濯はいつも両親にお願いしているので心配なし。掃除は時々すればよしとして、残るは食事の心配だけ。
以前から炊事(食事)は両親と別々で、私の三度の食事(昼は弁当)は女房がすべて作っていたので、今更両親にお願いするわけにもいかず、自分で作ることにしました。
ご飯は自分で炊けるから問題なし。味噌汁はインスタントで我慢するとして、おかずは納豆、缶詰、スーパーのお惣菜などで何とかなりそうな気がします。
昼はいつも女房が作った愛妻弁当ですが、おかずは冷凍食品を詰めればこちらも何とかなりそうです。安く食事のできるお店もいっぱいあるし、たまには外食もありかななんて思ったり。
かくして私の単身生活が始まりました(両親は同居していますが)
単身生活スタート
最初に用意したのはインスタントの味噌汁とさば缶。それから非常食?で、インスタントラーメン。すべてネットで購入。
例のウィルス騒ぎの影響で、インターネットショッピングがすっかり日常生活に溶け込んでしまっています。
単身生活に入って数日間の献立は、
朝食:ご飯・納豆・インスタントの味噌汁
昼食(お弁当):ご飯・冷凍のおかず
夕食:ご飯・さば缶・インスタントの味噌汁
といった内容でした。
そんな中、普段ビールを出すときぐらいしか開けなかった冷蔵庫の中に何かおかずになる物はないかな~と改めて見ると、賞味期限を少し過ぎた食材と、数ヶ月冷凍されているだろうと思われるお肉の数々が目に入りました。
捨てるのはもったいないしと考えて出した答えは・・・
熱を通せば食べられるだろう!
と、一念発起!
よし、調理して料理を作ろう!
料理初心者の主夫がつくる
最初に作ったのは、冷凍されていた豚肉と野菜室にあった野菜を使った煮物。
材料と調味料(賞味期限が過ぎためんつゆ)を鍋に入れて煮込めば煮物になりそうだし、お肉と野菜もいっぺんに消費できるという理由で決めました。
ネットで調理の仕方やレシピを探し、いざ料理開始。
まな板をセットし、包丁を使ってお肉と野菜をカット。
レシピを参考に、今までほとんどやったことのない作業をしながらの調理。
コトコト煮込むこと1時間。
味見してみると結構いい味。
単身生活が始まって初めての料理が無事完成しました。
それからも冷凍されていた鶏肉を使って焼き鳥や親子丼。冷凍海老でエビマヨ。残っていた野菜を使って味噌汁も作ってみました。
味は、どれも十分(とも言えないが)満足のいく仕上がりでした。
そして、それなりに美味しい料理が出来ることで、だんだん料理を作ることが楽しくなってきました。
冷蔵庫にあったヤバイモノはほとんど使い終わり、更にいろいろな料理に挑戦してみようと決心。新たな食材を仕入れにスーパーへ。
スーパーでお買い物
納豆と牛乳やヨーグルトはこれまでもスーパーで買っていたので、特に抵抗を感じることなく買い物かごをぶら下げて店内へ。
でも野菜やお肉を買うことは今までなかったので、何となくドキドキソワソワしちゃいます。
そんなお買い物も何回か繰り返すうちに余裕も出てきて、俺って主夫?な~んて思いながら、いつの間にかスーパーのお買い物も楽しんでいる自分におかしさを覚えながら食材を物色。
ふと周りを見ると私のようなオッサンもチラホラいたりして、この人たちも料理を楽しんでいるのかな~なんて考えながら買い物かごに食材を入れていきます。
2~3日ごと買い物に行くので、スーパーの店員さんと顔見知りになって会話をしたり、セルフレジもスムーズに使えるようになりました。
有人レジが空いている時はそちらの方が早いんだけど、セルフレジってお店屋さんごっこしているみたいで楽しくなったりして。
だから最近は有人レジが空いていても専らセルフレジを使っています。
いろいろな料理にチャレンジ
単身生活になって作った主な料理を書きます。
和食部門
- 肉じゃが
- コロッケ
- 天ぷら
- 太巻き
- 筑前煮
- 漬物
- ・・・等
洋食部門
- ドライカレー
- チキンカレー
- オムライス
- ナポリタン
- ミートソース
- ペペロンチーノ
- ・・・等

中華部門
- 餃子
- 麻婆豆腐
- ・・・等

最近は料理をするのが楽しいし、美味しく出来れば嬉しいし、自分で作って食べることに喜びを感じます。
私は漬物が好きなんですが女房はほとんどつくりません。なので私自身で料理をするようになって毎日食卓に漬物が並ぶのも新鮮です。
調理道具も充実

調理道具も増えました。
よくもま~こんな切れない包丁を女房は使ってたね~って呆れるほど切れない包丁を、金物屋さんで買い替えました。
まな板の上で細かく切った食材をこぼさずバットに移動できる『まな板ヘルパー』というのをヨドバシ・ドット・コムで230円購入しました。
ヨドバシ・ドット・コムは、少額の物も配達料金無料で届けてくれるから大助かり。いつもお世話になっています。
それから、『サーモスのナイロントング』。こちらもヨドバシ・ドット・コム。一生懸命つくった美味しいパスタが、きれいな盛りつけで見た目も美味しくなります。
それからそれから、某お笑い芸人がCMやっている『ビオレuの泡ハンドソープが自動で出るオートディスペンサー』
この商品、お肉を調理しているときなど、ちょっと手を洗いたい時に手をかざすだけで泡ハンドソープが出るのでとっても便利です。

まとめ
当初、女房の入院で私の食生活はどうなるか不安でしたが、今回の単身生活で料理の楽しみや喜びを知ることができました。
最初は億劫だった食器洗いや調理台のお掃除も、今では鼻歌交じりで出来ます。
『為せば成る 為さねば成らぬ 何事も』
またひとつ成長させてもらいました。
あと数日で女房は退院の予定です。
退院祝いは私の手料理もありかな。な~んてネ。
